ANAの平均年収を徹底調査!口コミ・評判や競合他社との比較も紹介
ANAは国内でも知名度の高い大企業であり、日本の旅行業界やビジネスシーンを支えていると言っても過言ではありません。
そこで今回は、働くうえで重要となるANAの平均年収を徹底調査していきます。
- ANAの基本情報
- 【職種別】ANAの平均年収
- ANAの平均年収に対する口コミ・評判
- ANAの残業代やボーナス事情
また、競合他社との年収比較やANAを目指す人におすすめの転職エージェントも紹介するため、参考にしてみてください。
ANAの基本情報
会社名 | 全日本空輸株式会社 |
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本社所在地 | 〒105-7140 東京都港区東新橋1-5-2汐留シティセンター |
設立年月日 | 2012年(平成24年)4月2日 |
資本金 | 25,000百万円 |
主な事業内容 | 定期航空運送事業/不定期航空運送事業/航空機使用事業/その他附帯事業 |
従業員数 | 15,078名(2021年3月31日現在) |
出典:全日本空輸株式会社公式
主な事業内容
ANAの主な事業内容は以下です。
- 定期航空運送事業
- 不定期航空運送事業
- 航空機使用事業
- その他附帯事業
飛行機の運航においては、国内線で53都市・国際線で48都市と全部で101空港に就航しています。ANAが空のネットワークを充実させ続けていると言っても過言ではありません。
定時到着率は87.5%となっており、その正確性は利用者に安心感を与えています。年間総旅客数は約5,962万人です。
なお、運送事業では貨物専用機と旅客機の併用により国内外にネットワークを展開し、年間貨物輸送重量は123.9万トンです。政府の成長戦略や、地域産業の発展に貢献し続けています。
福利厚生
ANAグループは、社員が安心して働けるよう福利厚生制度は大変充実した内容です。
- ANAグループの制度
- マネープランに関わる制度
- カフェテリアプラン
- 育児に関する制度
- 勤務や休日休暇に関わる制度
ANAグループの制度
ANAグループの制度として、国内・国際線の優待搭乗制度、団体保険制度、積み立て年金保険、持株会制度などがあります。
マネープランに関わる制度
退職金制度、財形貯蓄制度、社内融資制度、社会保険、共済会などがあります。
退職金制度は、社員のライフプランに応じて前払退職金と確定拠出年金を選択(組み合わせ)できる仕組みです。
社会保険は、健康保険・介護保険・厚生年金保険・雇用保険・労働災害保険があり、会社を通じて加入するものです。
カフェテリアプラン
選択型福利厚生制度のことで、、一定期間に利用できる福利厚生費用の一部をポイント化して付与し、ポイントの範囲内で各自の生活スタイルや価値観に合ったメニューを選択可能です。
宿泊施設利用やリラクゼーションサービスなど、約30種類ものなかから選択できます。
育児に関する制度
ANAでは、妊娠や子育てなどを経験した人が安心して職場に復帰できるよう、育児・仕事の両立を図れる仕組みが整えられています。
- 妊娠通院休暇
- 懐妊休暇
- 出産休暇
- 育児休暇
- 復職
なお、復職については短時間勤務制度や短日数勤務制度など、対象の子どもが小学3年生の年度末まで利用可能です。
勤務や休日休暇に関わる制度
年次有給休暇、季節休暇、特別休暇、フレックス制度など、仕事とプライベートをバランス良くするよう、充実の休暇制度が整っています。
ワークライフバランスを意識した制度が用意されており、仕事とプライベートをきちんと分けることで実りある人生を送れるでしょう。
ANAの平均年収
ANAホールディングスの有価証券報告書によると、社員の平均年収は2021年3月31日現在で5,637,000円(※1)です。
これは、国税庁が発表している日本の平均年収461万円(※2)を、およそ100万円ほど上回る金額となります。
なお、2020年3月31日現在の有価証券報告書による平均年収は7,365,000円(※3)であることから、コロナウイルスの影響による年収ダウンが考えられます。
※1出典:ANAホールディングス株式会社有価証券報告書第71期
※2出典:国税庁ホームページ
※3出典:ANAホールディングス株式会社有価証券報告書第70期
ANAの平均年収に対する口コミ・評判
良い口コミ
- 社内資格を取得すると基本給が上がる
- 同年代に比べると給料は多いため満足している
- やや実力主義な社風に変わりつつあるため今後に期待できる
- フライト手当てが大きい
社内資格を取得することで基本給アップが図れるため、社員にとってはやりがいを感じられる点は評価されています。訓練・教育体制が整っている点も社員からは高評価です。
また、大企業に多い年功序列については、やや実力主義な社風に変わりつつあるとの声もあるため今後の動向に期待大です。
フライト手当てや深夜手当が手厚く、乗務することで給与が多くなる点も社員からは高く評価されています。
イマイチな口コミ
- 基本的に年功序列なため若手のチャンスは少ない印象
- パイロットや客室乗務員の給与が高いために他が抑えられている
- 新型コロナの影響で給与面が悪くなっている
年功序列により、若い年代の社員はあまり昇給等のチャンスが得られないとの声が少なくありません。大企業に多い年功序列は、ANAでもまだまだ色濃く残っているようです。
しかし、徐々に実力主義に変わりつつあるとの声も見られるため、これからの変化に期待が持たれます。
そして、世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルスの影響により、給与が下がっている点に苦言を呈している人も少なくありません。
旅行業界は大ダメージを負っているため仕方ない部分もありますが、社員としてはコロナ目の給与に回復しなければ不安を感じるでしょう。
ANAの残業代やボーナス事情
ANAでは、勤務時間を原則1日8時間の週40時間と定めています。なお、変形時間労働制であっても、1ヶ月を平均して週40時間以内に収まるよう設定されているのです。
そして、ボーナス事情については夏と冬の原則年2回支払われます。基本給が高くなくても賞与で稼ぐ形態という社員もいるほどで、結構な金額が受け取れる印象です。
しかし、コロナ渦においては賞与が十分支給されず、仕事の大変さに対して見合わない給料になっているとの声が見受けられてます。
ANAの平均年収を競合他社と比較
ANAの平均年収が高いか低いかについて、競合他社と比較していきます。航空業界への転職を考えている人は、事前に各社の平均年収を把握しておきましょう。
ANA(※1) | 5,637,000円 |
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JAL(※2) | 6,784,000円 |
スターフライヤー(※3) | 5,000,000円 |
ANAの平均年収をJAL・スターフライヤーの競合他社と比較したところ、2番目に高いという結果です。
各社で運航している本数や実施している事業は異なることから、同じ業界とは言え差があるのは仕方ありません。
上記はあくまで有価証券報告書による全体の平均年収となるため、職種によっては差が開くこともあります。あくまで一つの目安として、転職活動などにおいて参考にしてみてください。
ANAを目指す人におすすめの転職エージェント3選
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まとめ
この記事では、ANAの平均年収を徹底調査し、働く社員の年収に対する口コミ・評判や競合他社との比較も紹介しました。
平均年収は新型コロナウイルスの影響により下がってはいるものの、日本の平均年収よりは高い水準を維持しています。今後の業績アップによって、以前の年収へ戻ることに期待です。
JAL・スターフライヤー競合2社との平均年収比較においては、高くも低くもない2番目という結果になっています。
ANAへの転職を検討した場合は、ぜひ転職エージェントを活用してみてください。
記事内で紹介した転職エージェントはいずれも無料で利用できるため、上手く活用しながら転職実現を目指していきましょう。