転職エージェントの意外な裏事情とは?本音を知って賢く使うコツも解説

転職エージェントの意外な裏事情とは?本音を知って賢く使うコツも解説

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転職エージェントのサービスは基本的に無料で利用できます。

無料で転職にまつわるさまざまなサポートを受けられるのはありがたいけれど、何か裏があるのでは?と、不安で登録をためらう人もいるかもしれません。

安心して登録、利用できるように転職エージェントについて知っておきたいですよね!

そこで今回は、転職エージェントの裏事情についてご紹介していきます。

この記事でわかること
  • 転職エージェントにある6つの裏事情
  • 良い転職エージェントの見極め方
  • 転職エージェントの裏事情を知った上で賢く使うコツ
  • おすすめの転職エージェント

転職エージェントの裏事情を知っていると、自分主導の転職活動ができます。転職を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

転職エージェントの裏事情①:成果報酬型ビジネスモデル

転職エージェントは登録をするだけで、転職に関連するさまざまなサービスを無料で受けられます。転職エージェントのサービスが手厚ければ手厚いほど、無料であることが不思議に感じられるでしょう。

 転職エージェントの利用手数料が無料なのは、求人掲載企業から成果報酬を受け取っているからです。

求人を掲載するだけで固定費がかかる転職サイトとは異なり、転職エージェントは採用が成功するまでは費用がかかりません

そのかわり、採用が成功した場合には企業から転職エージェントに高額な手数料が支払われます。

採用が決まった場合の手数料は採用者の年収の2~3割が一般的です。

転職エージェントは企業から手数料をもらう成果報酬型のビジネスモデルのため、利用料が無料だからといって求職者が不安に感じる必要はありません。

採用が決まればしっかり報酬を受け取れるため、転職エージェントは一生懸命求職者の転職をサポートするのです。

転職エージェントの裏事情②:担当者にはノルマがある

転職エージェントの担当者は求人の紹介だけでなく、求職者のカウンセリングも無料でおこなっています。さらに履歴書の添削や、面接対策、面接の同席や条件交渉代行なども無料で利用可能です。

前職の退職サポートや、内定後のフォローが充実しているエージェントもありますよ。

これだけ充実したサポートが受けられるのは、転職エージェントの担当者がノルマを抱えているからです。

成果報酬型のビジネスモデルである転職エージェントは、企業の求人件数がいくら多くても収入には結びつきません。

 採用を成功させてはじめて手数料が発生する仕組みのため、できるだけ多くの採用成果が欲しいのが実情です。

時にはノルマ達成のために希望とズレた求人を紹介されることや、応募を急かされることもあるでしょう。もちろん、希望の求人でない場合は断っても構いません

希望とあまりにも違う求人を多く勧められるようなら、担当者におすすめな理由を聞いてみると良いでしょう。

転職エージェントの裏事情③:求人票には載っていない裏条件がある

転職エージェントの求人の中には、応募要項に載せられない裏条件があるケースもあります。一例を挙げると「35歳以下」「高卒不可」などです。

年齢や学歴、性別などに条件をつけて応募者をふるいにかけることは「雇用対策法」などの法律によって禁止されています。

そのため、求人の裏情報を把握しているのは転職エージェントのみです。

転職エージェントは「若手が欲しい」「大卒以上が欲しい」など企業の本当のニーズを把握している唯一の存在ともいえます。

転職エージェントで採用が決まった場合、企業は高い報酬を転職エージェントに支払うことになります。よって、企業のニーズに合った人材を効率的に確保するために制限を設けるケースが多いようです。

転職エージェントの裏事情④:エージェント側から断られるケースもある

転職エージェントに登録をしても「現在紹介できる案件がありません」と、事実上の拒否をされる可能性があります。

このように転職活動の第一歩を踏み出した途端に、出鼻をくじかれるような経験をされた人もいるかもしれません。

 転職エージェントがサポートを断る理由には「求職者の希望がエージェントの得意分野とマッチしていない」「取り扱う案件に対してスキルやキャリアが足りない」の2つが考えられます。

転職エージェントにはそれぞれ得意分野があります。例えばIT業界に強い転職エージェントに、製造業の紹介を頼んでも紹介できる求人はないでしょう。

また、スキルやキャリアが転職エージェントの取り扱う求人の水準に達していない場合も、サポートを受けるのは困難です。

サポートを断られる人は、登録するエージェント選びが間違っている可能性が高いです。

転職エージェントには明確な得意分野があります。自分が希望する業界に強いエージェントや自分の年齢、スキルやキャリアに合わせたエージェントを選んで登録するのがおすすめです。

転職エージェントの裏事情⑤:転職可能性の高い人が優先される

転職エージェントは転職の可能性が高いと見込まれる人を優先的にサポートします。そのため転職市場のニーズが高い第二新卒や、スキルやキャリアのある人材は優先的にサポートが受けられるでしょう。

一方でスキルやキャリアが少ない人や、今すぐの転職を考えていない人の優先度は低くなる傾向にあります。

転職エージェントが会社として成り立っているのは転職の成功報酬のため、売上を上げるためにサポートの優先度が発生するのは仕方がありません。

 また、転職エージェントの報酬は採用者の年収に左右されるため、年収が低い人も優先度が低くなるかもしれません。

その場合、ハイクラスの転職を取り扱う転職エージェントよりも、未経験や年代別転職サービスが充実したエージェントに乗り換えることも検討してみましょう。

専門職や第二新卒に特化している転職エージェントもありますね。

転職エージェントの裏事情⑥:入社後フォローは早期退職の対策

多くの転職エージェントでは、内定後のフォローを数か月単位で半年程度おこなっています。中には半年程度就業すればお祝い金がもらえるキャンペーンを開催するエージェントもあるほどです。

内定後不安を抱える転職者にとってはありがたいサービスですが、実は内定後フォローは転職エージェントのためでもあるのです。

 転職エージェントへ企業が手数料を支払うのは採用成功の後ですが、内定者が早期退社した場合には手数料の一部を返金するシステムになっています。

高額な年収の採用者に早期退社されてしまうと、転職エージェントは高額の返金をしなければなりません。

早期退社は金額的なダメージのほか、契約企業に不信感を抱かれる上、利用者からもマッチングへの不満が寄せられる危険性があります。

上記の理由によって、転職エージェントは転職成功だけでなく、定着率にも考慮してマッチング重視の転職サポートをおこなう義務があるのです。

長期にわたってサポートを受けられるので、転職者にとってもメリットだと言えますね。

自分に合った良い転職エージェントの見極め方

できれば良い転職エージェントに担当してもらいたいと思う人がほとんどでしょう。転職エージェントを見極めたい人は以下の2点をチェックしてみてください。

労働者向けの法律に詳しい

労働者向けの法律に詳しい転職エージェントは、転職にまつわるさまざまな知識があると判断できます。

転職エージェントは若手、ベテランどちらにも良さがあるため、年齢では有能さを見極めることができません。

 しかし、労働者向けの法律は年齢関係なく、転職エージェントとして仕事をしながら身につけられる知識です。

「労働基準法」や「最低賃金法」「育児・介護休業法」などの法律について質問をして、ある程度の知識があるかどうか、確認してみるのがおすすめです。

すぐに答えられなくても、最新の正しい情報を調べて教えてくれる担当者であれば、信用に値します。

紹介された企業について深く聞いてみる

担当者に紹介された求人から、応募要項だけではわからない情報を深く聞いてみるのもおすすめです。

 真摯に対応してくれる担当者であれば、職場の雰囲気や企業の風土など詳しい情報を収集し、提供してくれるでしょう。

担当者がノルマ達成のためだけに企業を紹介している場合は、希望する情報を教えてもらえない可能性があります。

その場合、応募企業への情報が得られず、転職活動に支障をきたす可能性があるため、すみやかに担当変更を申し出るのがおすすめです。

転職にあたって、企業風土や職場の雰囲気などは事前に知っておいて損はありません。

裏事情を知った上で転職エージェントを賢く使うコツ

転職エージェントの裏事情についてご紹介してきました。ここからは裏事情を知った上で転職エージェントをうまく利用するコツをご紹介していきます。

転職への熱意を伝える

転職の優先度が高い人から優先的にサポートするのが転職エージェントです。つまりすぐにでも転職を決めたいという熱意をエージェントに伝えさえすれば、エージェントの中で優先度が上がります。

転職を決めたい期間や積極的に応募したい気持ちを伝えて、エージェントの中で優先的にサポートする求職者、という認定を貰いましょう。

 転職サポートを優先的に受けられるのは、一般的には3カ月程度が目安です。

それ以上長引く場合は転職する気が無い、もしくはサポートをしても転職が成功しない求職者と位置づけられてしまいます。

自分に合った担当者を見つける

転職エージェントの担当者にも、さまざまなタイプがいます。

 多数の応募を積極的にすすめる担当者や、じっくり話を聞きながらマッチングの高い企業への応募をすすめる担当者などサポートの方法も人それぞれです。

こまめな連絡が欲しいか、一定の期間を空けて連絡が欲しいか、など、条件を事前に伝えておくと適した担当を割り当ててくれるでしょう。

相性が合わない場合は、転職エージェントに相談して担当者を変更してもらうのもおすすめです。

複数の転職エージェントに登録する

転職エージェントには得意分野があります。ひとつのエージェントに絞り込むよりも、複数のエージェントに登録してさまざまな角度から転職サポートを受けるのがおすすめです。

 また、転職エージェントには独占保有の非公開求人があります。非公開求人は人気企業や好待遇、高年収のものも多いです。

ほかにも、担当者が合わないと感じたエージェントとは別のエージェントを優先的に使うなど、自分のやり方に合わせて使い分けるのも良いでしょう。

複数の転職エージェントに登録することで、応募できる非公開求人の幅が広がりますよ。

安心して利用できる!おすすめの転職エージェント3選

リクルートエージェント

リクルートエージェント

おすすめポイント
  • 取り扱う求人が幅広く、求人数も多い
  • 33万件の非公開求人数(2024年4月現在)※公式サイトより
  • 転職サポートが充実

リクルートエージェントは業界大手の転職エージェントです。転職支援実績が多く、転職成功に導くノウハウがあるため、掲載する企業からの信頼が厚いことでも知られています。

全国展開しており、求人件数が多いことから求人情報の取りこぼしが少なく、転職活動の第一歩として登録しておいて損はない転職エージェントです。

 幅広い業界や業種に対応するオールマイティ型の転職エージェントで、ひとまず希望を絞り込まずにあらゆる求人紹介を受けてみたい人にもおすすめです。

各業界の専門知識や採用市況に詳しい専任のキャリアアドバイザーが在籍しているため、求職者、採用企業双方のニーズを汲み取ってよりよいマッチングを提案してくれます。

書類通過率をアップさせる履歴書の書き方の指導や、面接官が重視するポイントをレクチャーしてくれる面接対策など転職サポートのレベルが高いのも特徴です。

企業分析や企業情報もリクルートの独自ルートで行うため、個人では集められない内部の情報も入手できます。

幅広い視野で転職活動をしたい、レベルの高いサポートを受けたい人におすすめです。

公開求人数※2024年4月現在382,102
非公開求人数※2024年4月現在334,900件
主なサービス
  • 求人検索
  • 求人紹介
  • 提出書類添削
  • 面接対策
  • 企業情報提供
対応地域全国
運営会社株式会社リクルート
厚生労働大臣許可番号13-ユ-313011

出典:リクルートエージェント

マイナビエージェント

マイナビエージェント

おすすめポイント
  • 企業向けのリクルーティングアドバイザーが在籍
  • 20代など若手の転職にも強い
  • 転職サポートが充実しており、手厚い

マイナビエージェントは若手を中心に転職支援実績が豊富な転職エージェントです。キャリアカウンセリングを重視しており、まだ転職先企業が絞り込めていない人はアドバイザーと一緒にキャリアプランを考えられます。

 マイナビエージェントははじめての転職者支援を得意としており、不安の解消、キャリアプランの構築、スキルやキャリアの棚卸などのサポート体制が充実しています。

求職者に寄り添うキャリアアドバイザーが多く、こまめに連絡をとれるため、転職活動中に感じた不安をすぐに解消できるのも特徴です。

また、さまざまな業界に精通したキャリアアドバイザーが専任制でサポートをしてくれるため、未経験業界、業種への転職にもおすすめです。

はじめての転職で不安な人やこまめに連絡を取り合いたい人におすすめです。

公開求人数※2024年4月現在57,214
非公開求人数※2024年4月現在14,535件
主なサービス
  • 求人検索
  • 求人紹介
  • 提出書類添削
  • 面接対策
  • チャット求人検索
対応地域全国
運営会社株式会社マイナビ
厚生労働大臣許可番号13-ユ-080554

出典:マイナビエージェント

ビズリーチ

ビズリーチ

おすすめポイント
  • 登録するだけで直接スカウトが届く
  • 取り扱い求人は厳選された優良企業のみ
  • 年収アップも目指せる

ビズリーチは情報を登録するだけで求職者に興味や関心を持った企業やヘッドハンターから直接スカウトが届く転職エージェントです。

「待ち」の転職活動ができるため、転職に時間や労力をかける必要がありません

 ビズリーチは優良企業や大手企業、成長率の高いベンチャー企業など厳選した求人のみを扱っているため、転職による大幅な年収アップも夢ではありません。

登録しているヘッドハンターは5,500人で、そのすべてが一定の基準を満たした優秀な人材。ヘッドハンターにお任せで転職活動ができるため、自分からアプローチするのが苦手な人にも適しています。

即戦力のハイスペック人材を採用したい企業が多いため、魅力的な条件の求人も多く、良い意味で転職先企業の絞り込みが難しい転職エージェントといえそうです。

ただし、一部有料会員のみのサービスもあるため、利用の際には注意が必要です。

公開求人数※2024年4月現在

110,612件
非公開求人数※2024年4月現在非公開
主なサービス
  • 求人検索
  • 求人オファー
  • スカウトサービス
  • 年収交渉
対応地域全国
運営会社株式会社ビズリーチ
厚生労働大臣許可番号13-ユ-302647

出典:ビズリーチ

まとめ

転職エージェントの裏事情についてご紹介しました。転職エージェントは無料で利用できる便利なサービスです。

ただし、企業からの成果報酬で経営が成り立っているため、ノルマ達成目的の無理な求人紹介をされる場合もあります。

視野を広げる良い機会でもありますが、度が過ぎる場合は担当者変更を申し出ましょう。

しかし転職者と企業のマッチングがうまくいって、定着することが転職エージェント、求職者、採用企業の一致した目的であることに間違いはありません。

転職活動を一人で乗り切るには労力と時間が必要です。転職エージェントの裏事情や目的を理解したうえで、上手に転職活動に利用するのが転職成功の近道でしょう。

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