
ホンダ(本田技研工業)の平均年収は?口コミやボーナス事情も紹介
ホンダは四輪車・二輪車をはじめ、日本だけに留まらず海外も含めて製品を供給している大企業です。

そこで今回は、ホンダの平均年収はどれくらいなのか、学歴や職種別なども含めて徹底解説していきます。
- ホンダの基本情報
- ホンダの平均年収
- 【職種・学歴別】ホンダの平均年収
- ホンダの残業代・ボーナス事情
また、ホンダの平均年収に対する口コミ・評判や、ホンダの競合他社と平均年収を比較するためあわせて要チェックです。
Contents
ホンダ(本田技研工業)の基本情報
会社名 | 本田技研工業株式会社 |
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本社所在地 | 〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1 |
設立年月日 | 1948年(昭和23年)9月 |
資本金 | 860億円(2021年3月31日現在) |
主な事業内容 | 二輪事業/四輪事業/ライフクリエーション事業/航空機および航空機エンジン/ロボティクス |
従業員数 | 連結:211,374名/単独:35,781名(2021年3月31日現在) |
出典:本田技研工業株式会社公式
主な事業内容
ホンダの主な事業内容は、以下となります。ホンダで働くうえでどのような業務に取り組むか知っておくことは重要です。中身について、見ていきましょう。
- 二輪事業
- 四輪事業
- ライフクリエーション
- 航空機および航空機エンジン
- ロボティクス
二輪事業
二輪はホンダの事業のなかでも原点と言えるもので、需要のあるところで生産するという理念を掲げています。
さまざまな国や地域に根付いたものづくりを実践し、その数は今までで4億台以上もの二輪車を人々に届けているのです。日本でもホンダのバイクを目にすることは少なくありません。
また、世界的に関心が高まっている環境問題も意識した二輪車作りにもこだわっており、電動二輪車の販売ラインナップを充実させている点も近年の特徴となります。
四輪事業
ホンダの四輪事業は1963年にスタートしており、年間500万台以上を世界で販売するまでに成長しています。
- ステップワゴン
- フリード
- N-BOX
- シビック
- フィット
気軽に乗れる軽自動車をはじめ、まさに日本の自動車業界において欠かせない企業です。安心・ストレスフリーで、一人ひとりの自由な行動を支援することをモットーに掲げています。
安全運転支援システムの性能向上にも取り組み、自動運転技術の研究開発にも積極的です。
ライフクリエーション
ホンダでは汎用エンジンをはじめ、耕うん機・発電機・除雪機・芝刈機・ポンプ・船外機など、多彩な商品をパワープロダクツ事業として提供してきた経緯があります。
2019年4月からは、パワープロダクツ事業にモバイルバッテリーなどの将来に向けた新事業を加え、新たにライフクリエーション事業へと領域を広げているのです。
航空機および航空機エンジン
ホンダの航空機および航空機エンジンの開発は、1986年の基礎技術を研究する和光センター設立時からのテーマとなります。
さらに、2006年にHondaJetの開発・製造・販売を行うホンダエアクラフトカンパニーを設立するなど日々成長しているのです。
ロボティクス
ホンダでは「これからも、ひとに寄り添うロボティクス」を掲げており、ロボットは人の為に何ができるか・どんな未来を描けば良いかを叶えるために事業を展開しています。
主なホンダロボティクスの技術から生まれた製品は以下となります。
- ASIMO
- UNI-CUB
- Honda歩行アシスト
- 体重支持型歩行アシスト
- 高所調査用ロボット
「技術は人のために」という創業以来の企業精神のもと、新しい価値の創造や技術の進化に挑戦しています。
将来に向けたロボットの研究開発と、そこから生まれるロボティクス技術の実用化に向けて積極的に取り組んでいるのです。
福利厚生
ホンダでは、社員が仕事とプライベートをともに充実できるよう、働きやすい環境づくりに取り組んでいます。
1970年に隔週5日制、1972年に完全週5日制を導入するなど、業界に先駆けて労働時間の短縮に積極的に取り組んでいます。

ホンダ(本田技研工業)の平均年収
ホンダの平均年収を有価証券報告書から調査したところ、2021年3月31日時点で7,989,000円(※1)です。
あと少しで800万円に届く金額ということもあり、比較的安定した収入を得られることがわかります。
なお、日本の平均年収は国税庁の発表で461万円(※2)とされているため、大きく上回っている点からもさすがは大企業といった印象です。

※1:本田技研工業株式会社有価証券報告書
※2:国税庁ホームページ
【院卒・高卒】ホンダ(本田技研工業)の学歴による平均年収
企業に勤めるうえで、学歴により収入面は変わってくる場合があり、ホンダも例外ではありません。院卒・高卒で平均年収は若干変わってきます。
つまり、高卒での平均年収は280万円前後といったことが推測できるでしょう。院卒は高卒よりも年収が高めに設定されているケースが多いため、300万円を若干超える程度と予想できます。
出典:openwork
ホンダ(本田技研工業)の職種別平均年収
ホンダに勤務することで、安定した収入を得られることは会社としての平均年収から把握できます。ここで気になるのは、職種によりどれだけ平均年収が変わってくるかです。
ホンダの有価証券報告書には職種別の年収が記載されていないため、ここからは、openworkの情報をもとに各職種の平均年収を見ていきます。
出典:openwork
営業
営業として働く社員の平均年収は、およそ682万円となります。営業は成果によって収入面が変動することから、年収幅は400万円~1,600万円と非常に幅広いです。
国内営業は、二輪・四輪・ライフクリエーションそれぞれの分野で、製品の市場開拓や商品企画、さらには販売施策の立案・実行や販売会社の経営・人材育成の支援などを担っています。
海外営業は北米・南米・欧州・アフリカ・中近東・アジア・大洋州・中国など全世界に及び、それぞれの地域や市場の特性を踏まえ、最適な営業戦略を立案・展開している点が特徴です。

研究開発
研究開発として働く社員の平均年収は、およそ686万円となります。
研究開発では、主に二輪・四輪・ライフクリエーション・航空機・航空機エンジン・基礎技術などの研究そして開発に取り組んでいます。
年収幅は410万円~1,100万円であり、1,000万円超えが狙える高年収な職種となります。
管理
管理として働く社員の平均年収は、およそ686万円です。年収幅は400万円~1,180万円となっており、こちらも高年収が期待できます。
- IT
- 経理・財務・税務
- 人事・総務
- 広報
- 法務
- 知的財産
例えばITの場合、情報と技術を駆使して、ビジネスイノベーションを創出し、企業競争力を高め続けることがミッションです。
人事・総務では、「技術より、まず人間が尊重されなければならない」という、創業者本田宗一郎の想いを社内で脈々と受け継がれています。
企画
企画として働く社員の平均年収は、およそ778万円です。年収幅は500万円~1,200万円となっており、各職種のなかでも高い水準となります。
経営企画・事業企画などがあり、主な業務は新規事業企画・サービス企画・次世代DXサービス企画などです。
事務
事務職社員の平均年収は、およそ571万円となります。年収幅は400万円~980万円となっており、各職種のなかでは唯一1,000万円を割っていますがそれでも社会的に見て高年収の部類です。
ホンダ(本田技研工業)で働く社員の平均年収に対する口コミ・評判
良い口コミ
- 年次が上がるにつれてスキル・給与アップができる環境
- 徐々に実力主義に移行しつつある
- 基本的に賞与は5ヶ月を割ったことはない
- 上司がきちんと評価してくれる
勤続年数が長いほど、スキルや給与アップに繋がる環境が整っている、かつ年功序列から徐々に実力主義へと移行しつつあるなど、働きがいを感じている社員の声があります。
また、部署による場合もゼロではありませんが、上司がきちんと評価してくれるため昇給チャンスがある点も高評価に繋がっています。
イマイチな口コミ
- 年功序列が色濃いため若手のチャンスが少ない印象
- 管理職志望がない社員は頭打ちが早い
- 全国の事業所で給与体制は一律なため不公平を感じている
徐々に実力主義に移行しつつあるとはいえ、まだまだ年功序列の色は濃いとの声が寄せられています。若手社員にとっては、これからの変化には期待したいところです。
また、ホンダは全国に事業所があり、都市部と地方で給与体制は一律とのことです。
ホンダ(本田技研工業)の残業代やボーナス事情とは
口コミでは残業はあっても月30時間ほどで、時間は厳しく管理されているため働いた分はきちんと貰えるとの声が寄せられています。
なお、賞与は年2回あり評価により決定されます。賞与の割合は一般的に高いとの声もあるため、その結果が高年収に繋がっている印象です。
ホンダ(本田技研工業)の平均年収は低い?競合他社と比較
同じ自動車業界の企業と平均年収を比較すると、ホンダはどの位置となるのでしょうか。
以下表に競合他社の有価証券報告書から調査した平均年収をまとめているため、参考にしてみてください。
ホンダ(※1) | 7,989,000円 |
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トヨタ(※2) | 8,583,267円 |
日産(※3) | 7,965,467円 |
マツダ(※4) | 6,288,000円 |
トヨタが平均年収800万円超えと、上記4社では最も高くなっています。ホンダはトヨタに次いで2番目に高い結果です。
職種によってはトヨタを超える平均年収も期待できるため、同じ業界のなかでも高収入を獲得できる可能性があると言えます。
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よくある質問
※2:国税庁ホームページまとめ