こんなコトバに要注意!求職者が思わず逃げ出す求人広告NGワード
こんにちは。リクルートの求人広告代理店「株式会社yell(エール)」ライターチームです。
「どう書けば、もっと求人広告の効果が上がるだろう?」
「AとBのキャッチコピー、どちらの方がターゲットに響くだろう?」
私たちは日々、求人広告制作のプロとして『もっとも効果の出る求人広告』を模索し続けています。
最大限の効果を出すため、考慮しなければならない条件は多岐にわたります。
そもそもお客様ごとに、載せたい募集条件や会社のポテンシャルは異なるもの。
他にも掲載時点における業界のトレンドや、競合他社の掲載状況、求職者の動き……etc。
どれだけ研究しても「これが完璧なセオリーです!」と言い切れるものがない部分が面白いところでもあり、難しいところでもあります。
しかしながら、どんな状況下であったとしても守らなくてはならない条件があるんです。
それは――『効果を下げる言葉を使わない』ということ!
どれだけ他の仕上がりが良くても、そのフレーズがあるだけで、ぐっと効果が下がってしまう言葉……。
できることなら、そんな言葉は使わずに掲載したいですよね。
今回は、求人広告における“定番NGワード”をご紹介します!
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アットホームな職場です!
もはやお馴染みのフレーズになりました。
職場の雰囲気を表すには使い勝手のいい言葉なので、慣用句として使われることが多いようです。
いつから「アットホームな職場です」=ブラック企業の代名詞とささやかれるようになったかは定かではありませんが、世間的にはこの単語が既にマイナスワード。
他にも「家族のような雰囲気の会社です」など、会社組織を“家族”にたとえる言葉は要注意。
◎家長ポジションである代表や役員のワンマン経営に見える
◎飲み会が多そう、プライベートまで侵食されそう
◎既に社内コミュニティができあがってしまっていそう
◎他に打ち出す部分がないときに書く言葉に見える
◎そもそも会社という組織に「家」としての役割は求めていない
…など、求職者からのイメージも最低クラスです。
<ポイント>
「アットホームな職場」は、いまやメリットを表す言葉ではなくなってしまいました。
雰囲気を伝えるために使える言葉や言い回し、フレーズは他にもありますので、使いやすさに惑わされないようにお気をつけください!
土曜・日曜・祝日や、夜22時以降も面接対応します!
一見すると忙しい人や、在職中の求職者に優しい会社に見える内容です。
ですが、見方を変えれば……つまり、
『土・日・祝日や、夜22時以降にも人事担当が仕事をしている会社です』
というアピールにもなってしまう、実は危険なフレーズです!
「管理部門の担当者でさえ休日出勤、残業が当たり前の会社なんて…」
と一度悪いイメージがついてしまうと、もうアウト。
相手のためを思って書いた表現が、逆にあだになってしまう例がコレです。
面接1回!その場で内定をお出しすることもあります
上記と似たような例が、この表現。
早く内定がほしい人や、わざわざ遠方から面接のために会社を訪れる人にとっては、とても求職者思いの体制ですよね。
ですが単純にこのフレーズを一文書いておいただけだと、求職者によっては…
◎1回会うだけで決めるなんて、よっぽど人に困ってるのかな…
◎すぐに内定を出されたら、その場で返事しなきゃいけなくなるからイヤだな…
…など、マイナスイメージを抱かれる可能性も。
<ポイント>
求人広告を見ている求職者は、次に自分が働く環境をしっかり見極めようと目を凝らしているもの。
時には書かれている情報に対して、通常以上に大きく反応してしまう場合もあります。
求職者のための制度や体制を整えたなら、その理由も詳しく書き添えておくのがベスト。
「面接はあなたの都合に最大限合わせますので、在職中の方もお問い合わせください」
「遠方からお越しの方であれば、なるべく面接が1回で済むよう配慮します」
…といったように、“どうしてこの体制なのか”が説明できるのが望ましいですね。
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誰にでもできる簡単な仕事です
この広告表現も、使われる定番フレーズです。
ですが、ここでちょっと自分のことに置き換えて考えてみてほしいと思います。
「誰にでもできる仕事」、あなたはやってみたいですか?
もちろん、やってみたい方もいることでしょう。
ですが、マイナスイメージを抱いた方も一定数以上はいるはずです。
それはこの表現自体に、
「あなたの他にも代わりはいくらでもいる」
…と言われている気がしたからではないでしょうか。
このフレーズを使いたくなる仕事は、大体は以下に当てはまるはずです。
◎ルーチンワークに近い単純作業
◎特別なスキル・経験・学力・体力が必要のない業務
◎体力さえあればできる仕事
ですが、本当の意味で「誰にでもできる仕事」などあるのでしょうか?
たとえば、単純作業を一定時間こなす『工場のオペレーター』。
同じ作業を集中しながら続けるのも、また素質や才能が必要となるもの。
体を動かすことが好きか、地道にコツコツ続けられるか、飽きないか…など、求める“暗黙のルール”はきっとどこにでもあるはずです。
<ポイント>
「誰にでもできる」ではなく「あなたにしかできない」とアプローチされた方が、求職者側も嬉しいもの。
「あなただからこそできる仕事です」
という特別感を演出するのも時には必要です。
入社後はOJTで教えます
「習うより慣れろ」
「技術は盗め」
上記が美徳として通用したのは、もう過去のこと。
最近は、どれだけ研修制度や教育体制がしっかりしているかで会社を選ぶ人も増えてきました。
中には専用のマニュアルや、数ヶ月にわたる講習やスキルトレーニングを整えている企業も。
そこにいくと、上司や先輩から口伝やフィーリングで習う『OJT(オンザジョブトレーニング)』は、やはり不利です。
OJTと聞いて一番不安に思うポイントは、
「仕事をしながら習うと、聞きたいときに聞けないのではないか」という部分。
教育担当の先輩が急がしそうで聞けないんじゃないか、
こんなこともまだわからないの、と取り合ってもらえないんじゃないか…etc。
職場や仕事の実情が見えない求職者にとって、新たなスタートにおける悩みは尽きません。
<ポイント>
「OJT」もまた使い勝手のいい言葉。
ですが、書き方によっては
“泳げない人を泳げるようになるまでプールに突き落とす”
…というようにも見えてしまう、難しい表現です。
カンタンな一言表現に頼るのではなく、新入社員にどのようなステップを踏ませていくのかを具体的に見せる記載が望ましいことでしょう。
仕事以外でも仲良し!飲み会も多いんです♪
『平成29年度 新入社員 働くことの意識調査結果』では、
「職場の同僚、上司、部下などとは勤務時間以外はつきあいたくない」
と答えた人が全体の【30.8%】と、調査史上過去最高の割合となりました。
アットホームに関する項目でも書きましたが、いまや職場とプライベートはまったくの別物とする人が多い時代。
社員同士の距離の近さが、和気あいあいとした雰囲気を演出する上では効果的ですが、その印象や表現だけに頼りすぎてはなりません。
<ポイント>
最近は社員旅行や社内イベントの欄に「参加自由」を併記する企業も増えてきました。
行きたいときには行ける。断りたいときには断れる。
そういった、社員個人の『選択の自由』を尊重している旨は書き添えておいてもいいかもしれません。
『もう働きたくない…』『残業したくない…』そんなあなたへ
このフレーズを目にした途端、不思議といやな気持ちになりませんでしたか?
それは言葉自体に染みついた“イメージ”が、あなたの心の負の感情を想起させたからです。
『▲▲したくない』『残業』、あるいは『ツラい』『苦しい』『しんどい』などのマイナスワードは、目にしただけで気持ちが下向く言葉。
相手はせっかく「転職しようかな?」とモチベーションを上げつつある求職者です。
書きたいこと、やりたい表現にもよりますが、テンションを下げてしまうようなマイナス表現は避けた方が無難でしょう。
<ポイント>
『残業したくない方へ』→『定時上がりでプライベートも充実!』
…など、プラス表現へ言い換えるのがオススメです!
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まとめ
他にもまだまだ“隠れたNGワード”は存在しています。
求人広告を出しているのに思うように効果が上がらない企業様は、まずは一度ご相談ください!