リクナビ(2027卒以降)
新しいリクナビの特徴

2027年卒の新卒採用市場に向けて、多くの企業が利用する「リクナビ」が、その仕組みを根本から大きく変えます。
「2026年版との違いは?」「結局、人事は何を準備すべき?」
本記事では、リクナビの主要な変更点と、採用担当者はリクナビをどのように活用すべきかを解説します。
新しいリクナビの4大変更点
今回の変更は、企業の採用活動とコスト構造に直結します。ポイントは以下の4点です。
- 新しいリクナビの
4大変更点
Point.1料金体系:「掲載課金型」から「クリック課金型(CPC)」へ
従来のプランに応じた掲載料(初期一括払い)から、学生が求人(コース)情報をクリックした時点で費用が発生する「クリック課金型」に移行します。
ポイント
・高額な初期掲載費用が不要になり、採用活動のスタートハードルが下がります。
・興味を持った学生のクリック(閲覧)にのみ費用が発生するため、費用対効果の最適化が期待できます。
・Web広告(リスティング広告など)に近い「運用型」の予算管理が求められます。
Point.2掲載単位:「企業単位」から「コース(仕事・職種)単位」へ
「A株式会社」という企業単位の掲載から、「A株式会社の【営業職】」「A株式会社の【エンジニア職】」といった「コース(仕事・職種)単位」での掲載が基本となります。
ポイント
・総合職募集では伝わりにくい、各職種の仕事内容や魅力を学生にダイレクトに訴求できます。
・企業の知名度だけでなく、「仕事内容」で学生の興味を引くことが可能になります。
Point.3対象学年:「卒業年度別」から「全学年対象」へ
「リクナビ2026」のような卒業年度別のサイトではなくなり、大学1年生から大学院生まで、すべての学年が利用できるプラットフォームに変わります。
ポイント
・就職活動を意識する前の大学1・2年生に対しても、インターンシップなどを通じて早期から接点を持てます。
・低学年から自社のファンを育成する、長期的な関係構築が可能になります。
Point.4マッチング:「検索主体」から「AIレコメンド主体」へ
学生が自ら検索する従来の形にくわえ、学生の行動履歴や志向性をAIが分析し、最適な企業(コース)を推薦(レコメンド)する機能が強化されます。
ポイント
・これまで自社を知らなかった(検索しなかった)学生層にも、AIによって自社が紹介されるチャンスが生まれます。
・学生向けの「ガクチカAIアシスタント」などの新機能も充実し、サイト利用の活発化が期待されます。
変更点を踏まえた新しいリクナビ 活用戦略
この変化に対応するため、人事担当者は以下の3つの準備が必要です。
1.「コース(職種)原稿」の徹底的な作り込み
「企業の魅力」だけでなく、「その仕事(職種)の魅力」を具体的に言語化し、学生が「面白そう!」と感じる原稿を作成することが、クリック率向上の鍵です。
2.低学年向けコンテンツの早期準備
全学年が対象となるため、「就活期」の募集だけでは不十分です。
大学1・2年生向けのキャリア教育や短期インターンなど、早期接点用のコンテンツを準備しましょう。
3.「運用型」への意識改革
「掲載したら終わり」ではなく、クリック課金型への移行はリクナビが「運用型広告」になったことを意味します。
どのコースの反応が良いかデータを分析し、原稿や予算配分を改善する視点が不可欠です。
まとめ
新しいリクナビは、従来の就職サイトから「低学年からのキャリア支援」と「AIによる精密なマッチング」を実現するプラットフォームへと進化します。
この変化は、「初期コストを抑えて職種の魅力で勝負できる」大きなチャンスです。
2027年卒採用の成功に向け、今から自社の「職種の魅力」の棚卸しと、新しい運用体制の準備を始めましょう。


