おすすめの求人検索エンジンは?主要サイトの特徴や料金の比較、活用方法について
こんにちは。リクルートの求人広告代理店「株式会社yell(エール)」ライターチームです。
近年、求人情報が一括で手に入る利便性の高さから、求人検索エンジンを利用する求職者が急増しています。
新しい採用手法として注目されていますが、求人検索エンジンについて詳しくない方も多いでしょう。
この記事では、求人検索エンジンの仕組みやメリット・デメリットなど、求人検索エンジンについて詳しく解説します。
主要サイトごとの特徴や料金比較、活用方法についてもご紹介いたしますので、是非ご覧ください。
【目次】
- 求人検索エンジンとは?
- 求人検索エンジンの利用方法
- 主要な求人検索エンジンの種類
- 求人検索エンジンの活用方法
- 国内最大級の「Indeed」に同時掲載される求人媒体もある!
- 求人検索エンジンの活用で採用を成功させましょう
【1】求人検索エンジンの仕組み
【2】求人検索エンジンを利用するメリット、デメリット
【1】Indeed(インディード)
【2】求人ボックス
【3】スタンバイ・Yahoo!しごと検索
【4】Googleしごと検索
【5】Careerjet(キャリアジェット)
【6】求人検索エンジン比較表
【1】有料掲載・無料掲載を使い分けて費用対効果を高める
【2】求人広告利用時のサブ媒体として使用する
【3】自社採用サイトの集客に活用
【1】タウンワークアイプラス
【2】はたらいくアイプラス
【3】フロム・エーナビアイプラス
1.求人検索エンジンとは?
求人検索エンジンとは、求人情報のみを取り扱う検索エンジンのことです。
例えば「Google検索」や「Yahoo!検索」などの検索エンジンにキーワードを入力して検索すると、キーワードに関連した様々な情報が表示されます。
一方、求人検索エンジンは、Google検索やYahoo!検索等と同じ検索エンジンではありますが、求人情報だけを集約しています。検索結果には、そのため、検索結果には、求人情報のみが表示されます。
求人検索エンジンは、Web上に存在するあらゆる求人情報を一括で入手できるため、利便性の高さから年々利用者が増加しています。
【1】求人検索エンジンの仕組み
ではなぜ、求人検索エンジンであらゆる求人情報が閲覧できるのでしょう。
それは、求人検索エンジンのロボットがWebサイトを巡回し、既に公開されている求人情報を収集しているからです。このことを「クローリング」と言います。
そのため、自社の採用サイトや求人サイトで公開している求人情報を求人検索エンジンに掲載することも可能なのです。
ただし、ロボット(クローラー)に読み込まれないと求人検索エンジンには掲載されないため、クローリング条件を満たすよう設定する必要があります。
また、ほとんどの求人検索エンジンは直接投稿が可能なため、採用サイトを持っていない企業でも気軽に掲載することができます。
【2】求人検索エンジンを利用するメリット、デメリット
求人検索エンジンの概要や仕組みが分かったところで、求人検索エンジンを利用するとどのようなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。
求人検索エンジンを利用するメリット
まずはメリットからご紹介していきます。
発見性が高まる
求人検索エンジンは、Web上にある求人情報を収集し、ユーザーが入力したキーワードに連動して検索結果を表示しています。
自社採用サイトや複数の求人サイトで公開している企業は、求人検索エンジンにも掲載されるため、その分露出度が上がり求職者に発見されやすくなるのです。
また、求人検索エンジンは、あらゆる業種・職種・雇用形態に対応しているため「雇用形態に限らず職探ししたい」など、求職者の幅広いニーズに対応することもできます。
地域密着型採用に強い
求人サイトや人材紹介会社の案件は、東京・名古屋・大阪といった首都圏に集中しやすいため、地方の求人情報が少ない傾向にあります。
一般的に地元の人を採用したい場合、地域密着型の求人サイトや求人フリーペーパーなどを利用することが多いです。
しかし、この場合、求人情報を掲載しているメディアの利用者にしか情報が届きません。
求人検索エンジンであれば、勤務地に関係なくあらゆる求人情報を収集・掲載しています。
特定のメディアで発信するより多くの求職者にアプローチできるため、地域密着型採用にも強みを発揮するのです。
採用コストを抑えられる
掲載プランや期間によっても異なりますが、求人サイトに求人広告を掲載する場合、採用の成果にかかわらず数十万円以上の費用が掛かります。
また、人材紹介会社を通じて採用した場合、成功報酬として100万円以上の費用が発生することも珍しくありません。
一方、ほとんどの求人検索エンジンは無料で掲載できます。
自社採用サイトなど既に公開されている求人情報をクローリングさせたり、求人検索エンジンへ直接投稿したりできるため、コストが掛かりません。
ただし、有料掲載と比較すると無料掲載は露出度が低いため、課金運用する企業が多いです。
求人検索エンジンの多くは、クリック数に応じて料金が加算される「クリック課金型」を採用しているため、クリックされない限り費用は発生しません。そのため、有料掲載でも採用コストを抑えることができるのです。
求人検索エンジンを利用するデメリット
求人検索エンジンを利用すると、様々なメリットがあることが分かりました。では、どのようなデメリットがあるのでしょう。
無料掲載のみの場合は効果が出にくい
求人検索エンジンの多くは「有料掲載枠」と「無料掲載枠」が設けられており、検索結果に表示される位置が異なります。
有料掲載枠の方が目立つ位置に表示されますし、無料求人は有料よりも圧倒的に多いため、無料掲載枠に存在する数多くの求人の中から、上位表示を目指すことになります。
しかし、求人検索エンジンのアルゴリズムは公開されていないため、確実に表示順位が上がる方法はありません。
したがって、無料掲載のみの場合は効果が出にくいのです。
運用には専門的な知識が必要
求人検索エンジンは、情報の密度や鮮度、検索されるキーワードとの一致性など、様々な情報によって表示順位が決まるため検索対策が欠かせません。また、求人検索エンジンでの有料掲載は入札制で、申し込みを行えば広告が表示される通常の求人広告とは異なります。
適切に運用するには専門的な知識が必要となるため、求人検索エンジンを利用する場合は、代理店などに依頼したり、記事の最後で紹介しているような求人媒体と求人検索エンジンの連携サービスなどを利用すると安心です。
条件を満たさないとクローリングされない
クローリングの条件を満たしていない求人情報は、クローラーに読み込んでもらえないため、求人検索エンジンに掲載されることはありません。
クローリングされる条件は求人検索エンジンによって異なりますが、
- HTML形式
- 1職種×1勤務地ごとに個別のURLが設置されている
を条件としていることが多いです。
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2.求人検索エンジンの利用方法
求人検索エンジンを利用する主な方法は、
- クローリング型
- 直接投稿(ドラディス)型
の2種類があります。
【1】クローリング型
クローリング型は、
- 自社サイトの採用ページ
- 求人サイトに掲載している求人情報
- 採用管理システム(ATS)で作成した採用サイト
を求人検索エンジンにリンクさせ、掲載する方法です。
自動収集している求人検索エンジンの場合、クローリングの依頼を行う必要はありませんが、申請した方が良いでしょう。
なぜなら、待っているだけでは、いつクローリングされるのか分かりませんし、クローリング不可の場合はその理由も分からないままだからです。
【2】直接投稿(ドラディス)型
求人検索エンジンのサイトに、直接求人情報を投稿する方法です。
直接投稿が可能な求人検索エンジンでは、専用のフォーマットが用意されているため、必要事項を入力していくだけで、求人ページを作成することができます。
「自社サイトの採用ページがない」「採用ページはあるが、求人検索エンジンに対応していない」などの場合でも、直接投稿なら気軽に求人を掲載できます。
ただし、直接投稿の求人ページは、企業のサイトや求人サイトと比較するとシンプルな構成です。
そのため、求職者に興味を持ってもらうには、タイトルや内容を工夫する必要があります。
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3.主要な求人検索エンジンの種類
では、どのような求人検索エンジンがあるのでしょう。
主要な求人検索エンジンの特徴や料金について、ご紹介していきます。
【1】Indeed(インディード)
「仕事探しはIndeed♪」のフレーズでお馴染みのIndeedは、60ヶ国以上の国と地域で利用されている世界最大級の求人検索エンジンです。
日本の月間利用者数は3,460万人と圧倒的なユーザー数を誇ります。
Indeedには「求人アナリティクス」があるため、自社求人情報の表示回数やクリック回数、流入キーワードといった各種データを見ることができます。
データから応募が来ない原因を分析できるため、改善対応しやすいのが特徴です。
【料金形態】
無料掲載:あり(直接投稿/クローリング)
有料掲載:あり(クローリング)
料金:クリック課金型
クリック単価:15円~1,000円
【2】求人ボックス
「食べログ」「価格ドットコム」などを手掛ける株式会社カカクコムが運営しています。
日本ユーザー向けに開発されているため、検索軸やコンテンツが充実しているのが特徴です。
求人ボックスは2015年にリリースされ、2020年には月間利用者数500万人を突破、求人数500万件以上と急成長しています。
また、クリック単価の上限金額が圧倒的に低いため、コストを抑えて運用することも可能でしょう。
【料金形態】
無料掲載:あり(直接投稿/クローリング)
有料掲載:あり(直接投稿/クローリング)
料金:クリック課金型
クリック単価:25円~1,000円
【3】スタンバイ・Yahoo!しごと検索
株式会社ビズリーチが運営する求人検索エンジンで「Yahoo!しごと検索」と連動しているのが最大の特徴です。
スタンバイへ掲載すると、自動的にYahoo!しごと検索にも求人情報が掲載される仕様のため、より多くの求職者にアピールすることができます。
また、スタンバイはデバイス(PC・スマートフォン)ごとのクリック単価が設定可能です。
そのため「スマートフォンのみ有料掲載する」など、採用ターゲットに合わせた柔軟な施策を講じることもできます。
【料金形態】
無料掲載:あり(直接投稿/クローリング)
有料掲載:あり(クローリング)
料金:クリック課金型(デバイスごとに設定可能)
クリック単価:30円~1,000円
【4】Googleしごと検索
普段調べ物をするときと同様にGoogleで求人関連のキーワードを検索すると、画像のように求人情報が表示されます。
Googleしごと検索は、Web上に存在している求人情報を自動収集し、ユーザーの検索意図に沿って表示しています。
また、Googleしごと検索は「検索エンジン」としての機能に特化しているため、直接投稿はできませんし、有料の広告枠もありません。
【料金形態】
無料掲載:あり(クローリング)
有料掲載:なし
【5】Careerjet(キャリアジェット)
90ヶ国28言語以上に対応した世界最大級の求人検索エンジンで、日本では2008年からサービスが開始されました。
キャリアジェットでは、条件に合う求人が掲載されると登録者にお知らせが届く「ジョブアラート機能」が付いているため、求職者へ効率的にアピールできます。
また、キャリアジェットには無料の掲載プランはありません。
【料金形態】
無料掲載:なし
有料掲載:あり(直接投稿/クローリング)
料金:クリック課金型
クリック単価:10円~
【6】求人検索エンジン比較表
先ほどご紹介した5つの求人検索エンジンを一覧にまとめましたので、ご検討の際は是非ご活用ください。
特徴 | 無料掲載 | 有料掲載 | 料金 | |
---|---|---|---|---|
Indeed | ・圧倒的に知名度が高い ・PDCAを回しやすい |
〇 | 〇 | 15円~1,000円 (クリック課金型) |
求人ボックス | ・検索軸やコンテンツが充実している ・コストを抑えた運用が可能 |
〇 | 〇 | 25円~1,000円 (クリック課金型) |
スタンバイ・ Yahoo!しごと検索 |
・Yahoo!しごと検索と連動している ・デバイスごとにクリック単価を設定できる |
〇 | 〇 | 30円~1,000円 (クリック課金型) |
Googleしごと検索 | ・Googleトップ画面から求人検索できる ・直接投稿や有料掲載はできない |
〇 | × | - |
キャリアジェット | ・ジョブアラート機能が付いている ・有料掲載のみ |
× | 〇 | 10円~ (クリック課金型) |
採用プラン、求人広告に関するご相談・お問合せはこちら
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チャットでもご相談受け付けています
画面右下のチャットよりお気軽にご連絡ください。
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4.求人検索エンジンの活用方法
ここでは、求人検索エンジンの活用方法についてご紹介いたします。
【1】有料掲載・無料掲載を使い分けて費用対効果を高める
求人検索エンジンの有料掲載を利用すると、求職者の目に留まりやすい位置に表示されるため、発見性が高くなります。
課金によって上位表示を狙うことも可能ですが、求人検索エンジンの多くは入札制を採用しているため、募集する職種や地域によっては、コストが高くなることもあります。
そのため「クリックされた回数に応じて加算される」と言っても、常に有料掲載を行っていれば、それなりにコストは掛かってしまうのです。
一方、無料掲載は費用が掛からず、掲載期間の制限もありません。
したがって、一年中掲載を行う企業は、
- 繁忙期など「すぐにでも人手を確保したい期間」⇒有料掲載
- 閑散期など「人材ニーズがそれほど高くない期間」⇒無料掲載
のように、人材ニーズの高さに応じて有料・無料を切り替えて運用すると、効率よく運用することができます。
【2】求人広告利用時のサブ媒体として使用する
採用活動を行う際、リクナビやタウンワークといった、有料求人媒体を利用している企業は多いのではないでしょうか。
求人サイトはユーザー登録しないと利用できないため、積極的に転職活動を行っている転職顕在層が多いです。
そのため、急な欠員による採用など緊急性の高い募集にも対応できますが、特定の求人媒体にしか掲載されません。
求人検索エンジンであれば、求人サイトに掲載している求人情報をクローリングさせられるため、サブ媒体として活用することできます。
有料掲載なら高い効果を実感できるでしょうが、無料掲載でも露出が増えれば自ずと求職者からの発見性は高まります。
ちなみに、タウンワークの「タウンワークアイプラス」を利用すると、タウンワークだけでなく、フロム・エーナビとIndeedにも転載されます。
3媒体への同時掲載によって短期間の集客が期待できるため、「すぐにでも人手が欲しい」企業におすすめです。
【3】自社採用サイトの集客に活用
インターネットを活用した求職活動が常識になっている近年、自社サイトの採用特設ページや採用サイトを保有する企業は年々増えています。
転職者の約7割は応募前に企業の採用サイトを確認するため、採用サイトや採用ページは非常に重要な役割を担っています。
しかし、採用サイトは企業名が検索されない限り、求職者の目に触れることはありません。
そのため、知名度の低い企業の場合、採用サイト単体からの流入を期待することは難しいでしょう。
求人検索エンジンはキーワードに連動して求人情報が表示されるため、知名度の低い企業でも求職者にアピールすることができます。
求人検索エンジンに対応した採用情報を制作し、クローリングさせておけば、自社サイトや採用サイトの集客に活用できます。
5.国内最大級の「Indeed」に同時掲載される求人媒体もある!
より多くの応募者を確保するには、露出を増やして発見性を高めることが重要です。
ここでは、日本で最も利用されている求人検索エンジン「Indeed」との同時掲載が可能な求人サイトのプランをご紹介します。
【1】タウンワークアイプラス
タウンワークアイプラスは、「タウンワーク」「モバイルセット(タウンワークナビ/フロム・エーナビ)」「Indeed」に同時掲載できるアルバイト採用向けのオプションプランです。
タウンワーク本体1週間+モバイルセット+Indeedへの2週間掲載をベースとして、
- アイプラス2…Indeed掲載原稿の求人情報量UP+モバイルセット内の求人表示順位上位設定
- アイプラス3…「アイプラス2」の内容に加え、Indeedでの露出数UP
の強化プランも用意されています。
【料金】
タウンワークアイプラス:通常料金+8,000円
【2】はたらいくアイプラス
地元志向の求職者に支持されている中途採用向け媒体「はたらいく」で利用できるプランです。
はたらいくアイプラスでは、2週間もしくは4週間「はたらいく」と「Indeed」へ掲載することができます。
【料金】
関東・関西・東海:30,000円/2週間、60,000円/4週間
上記以外の地域:30,000円/4週間
【3】フロム・エーナビアイプラス
アルバイト系求人サイト「フロム・エーナビ」で利用できるオプションプランです。
フロム・エーナビアイプラスでは、「フロム・エーナビ」「Indeed」への同時掲載に加え「フロム・エーナビ ピカイチワード」に優先表示されます。
ピカイチワードとは、対象エリアのTOP画面上部にランダム表示される求人キーワードのことです。
企業の設定したキーワードがクリックされると、原稿詳細画面へ遷移される仕組みになっています。
【料金】
関東版:通常料金+9,000円
東海版/関西版:通常料金+8,000円
その他…:通常料金+4,000円
6.求人検索エンジンの活用で採用を成功させましょう
求人検索エンジンは、Web上に存在するあらゆる求人情報を集約し、キーワードに連動して検索結果に表示する仕組みになっています。
求人サイトや自社採用サイトで公開している求人情報をクローリングさせれば、露出を増やすことができるため、求職者からの発見性を高めることができるでしょう。
ただし、運用には専門的な知識が必要となるため、代理店へ依頼するのが安心です。
また、タウンワークやはたらいく、フロム・エーナビでは、国内利用者数NO.1の求人検索エンジン「Indeed」への同時掲載プランも用意しています。
採用活動でお悩みの際は、お気軽に『リクルート求人広告代理店 株式会社yell(エール)』までご相談ください。