
28歳の転職は遅い?5つのメリットや成功させるためのポイントも解説
30歳が目前と迫った28歳にもなると、今後のキャリアについて考えるでしょう。しかし、「28歳は転職の適齢期を過ぎてしまい、遅いのではないか」と転職を諦めてしまう人もいるかもしれません。

そこで今回は、28歳の転職について詳しく解説していきます。
- 28歳の転職事情
- 28歳で転職するメリット・デメリット
- 28歳の転職を成功させるポイント
Contents
28歳の転職は厳しい?実はキャリア形成に絶好の機会!
28歳での転職が遅いと言われることもありますが、決してそんなことはありません。ある程度の社会人経験がある28歳は社会の視野も広がっており、今後のキャリアプランを考えるに適した年齢です。
28歳の転職市場における価値を、正しく理解しておきましょう。
28歳の市場価値①即戦力になる
28歳は新卒入社であれば6年目になる年齢。社会人の経験をある程度積んでいるため、新しい職場でも即戦力として働くことができるでしょう。
即戦力として採用され仕事で結果が出せれば、年収アップやいずれは管理職を目指せるなど、キャリアアップも夢ではありません。

28歳の市場価値②適応力が高いと判断される
社会人経験が6年ほどなので最低限のビジネスマナーは備えつつも、会社に染まり切っておらず、新しい会社にもなじめる適応力があると判断されます。
職場でのコミュニケーションにも慣れているため、転職先でも早くなじめると思われやすいでしょう。
28歳であれば管理職よりも若いことが多く、指導しやすいと判断される点もポイントになります。

28歳で転職する5つのメリット
1.キャリアやスキルを武器にできる
28歳なら、これまでの仕事の経験や実績という説得力の高いアピールポイントがあります。仕事で経験を残していたり、マネジメントや指導の経験がある人もいるかもしれません。
これまでの経験を踏まえ、新しい会社での仕事に役立ちそうなことがあれば積極的にアピールするのがおすすめです。

2.仕事を経験したうえで適職を検討できる
新卒入社する会社を検討するタイミングでは、自分の希望も明確ではないことも多々あります。これ!と思った仕事が向いていなかったり、理想と違っていたりすることもあるはずです。
入社後に「こんなはずではなかった」と感じるミスマッチが起こりにくいでしょう。早期退職が起こりにくいという意味から、転職者を受け入れる企業にとってもメリットになります。

3.ポテンシャル採用も叶う
28歳は新卒や第二新卒から抜けた年齢でありますが、まだポテンシャルが評価対象になる時期です。キャリアやスキルに自信がなくても、採用してもらえる可能性があるでしょう。
やる気があり新しい職場でも成果が出せそうか、将来会社をマネジメントする素質があるかという点から判断するのが、ここで言うポテンシャルです。

4.未経験転職にもチャレンジできる
28歳という年齢であれば、社会人としてはまだまだ若手に分類されるため、これまでと全く異なる未経験職種に転職できる可能性もあります。
最近では、人手不足やスキル不足といった理由から、社会人経験のある未経験者を積極的に採用し、スキルは入社後に身に付けてもらおうと考える企業も増えています。

5.公務員への転職も目指せる
公務員の場合、公務員試験を受けることができる年齢上限が職種ごとに定められています。28歳であれば、公務員の転職も目指せるタイミングです。
28歳を過ぎると、受験資格のある公務員試験は少なくなります。公務員という選択肢があるうちに、早めに行動しておくのがいいでしょう。

28歳で転職する2つのデメリット
1.収入が減る可能性がある
経験のある職種のキャリアアップ転職であれば、年収がアップすることもありますが、未経験職種やベンチャー企業への転職の場合、年収は少なくなる可能性が高いでしょう。
年収が下がっても転職したいという場合は、今後どのように上がるのかという実績を確認しておくようにしましょう。

2.転職のライバルが多い
20代後半から30代にかけて、これからのキャリアを考える人も多く、転職を検討する人も多いでしょう。25~34歳の転職者は多いため、必然的にライバルが多くなります。
自分のスキルや強みをきちんと把握し、アピールポイントを探る事前準備を怠ると、思うような結果が出ないこともあります。
会社の求める人物像を見極め、自分が活かせる会社を見つけることが、成功率を高めるポイントです。

28歳の転職で失敗する人の特徴は?
ここでは、28歳の転職で失敗する人の特徴を紹介します。
-
企業研究をしっかりと行わなかった
-
転職の目的が曖昧だった
-
自分の能力を偽った
-
内定が決まる前に退職をした
それぞれ、解説しますね。
企業研究をしっかりと行わなかった
28歳の転職で失敗する人の1つ目の特徴は、「企業研究をしっかりと行わなかった」ことです。
例えば「年収が上がるから転職したけど残業や休日出勤が当たり前の会社だった」「待遇は良かったけど仕事がつまらなかった」のようなギャップです。
このようなギャップを感じると気持ちが沈んでしまい、再度気持ちを上向けることは難しいでしょう。入社後のギャップを防ぐためにも、企業研究はしっかりと行うことが大切です。

転職の目的が曖昧だった
28歳の転職で失敗する人の2つ目の特徴は、「転職の目的が曖昧だった」ことです。
転職の目的が曖昧であると転職してからしばらく経った時に「なぜこの会社に転職してしまったのだろう」と気持ちが沈むことがあります。
転職活動をするうえで、転職の目的を明確にすることは大切です。転職の目的を定めるポイントは以下を参考にするとよいでしょう。
- 自分のスキルや経歴を活かせる会社かどうか
- 転職先で何がしたいのか
- 転職後のビジョンはあるのか
転職活動を始める前に上記を洗い出し、転職の目的を明確化することをおすすめします。

自分の能力を偽った
28歳の転職で失敗する人の3つ目の特徴は、「自分の能力を偽る」ことです。良いところに転職したいからといって、自分の能力を偽ってはいけません。
偽った能力で転職できたとしても、配属先でボロが出てしまうことは珍しくありません。転職活動は、偽った能力で自分を大きく見せようとせずに、誠実な気持ちで臨むことが大切です。

内定が決まる前に退職をした
28歳の転職で失敗する人の4つ目の特徴は、「内定が決まる前に退職した」ことです。内定が決まる前に退職してしまうと収入が途絶えます。
転職活動が長引いた際に、妥協して転職先を選んでしまい、理想の転職が叶わなかった人は少なくありません。現職を続けながらの転職では、経済面でも余裕があるので、冷静な判断で転職先を選ぶことが可能です。

28歳の転職を成功させるポイント
自己分析を丁寧に行う
中途採用の場合、社会人としてどんな考えを持っているかに注目されるでしょう。そのため、丁寧な自己分析で、自分の考えを明確にしておく必要があります。
自己分析を徹底的に行うことで理想が明確になり、求人を探す方向性が固まることにもなるでしょう。

即戦力とポテンシャルをしっかりアピール
28歳、即戦力となれるそれなりの経験もありつつ、今後の成長も期待できる絶妙な年齢です。使えるモチ札をしっかり有効活用するためにも、即戦力とポテンシャルの両方をアピールしましょう。
特に重要となるのは、新しい職場のやり方を受け入れられる謙虚さでしょう。これまでの職場にとらわれず、成長したいという気持ちを示すと、ポジティブな印象を与えることができます。
今後のキャリアプランを明確にしておく
28歳の転職を叶えるためには、今後どんなキャリアを進んでいきたいのかを明確にしておかなくてはなりません。キャリアプランが描けていないと、計画性がないと判断され採用にはつながらないでしょう。
自分の目標はもちろんのこと、会社にどう貢献できるかという点まで考えておけば、将来的なポテンシャルを評価してもらえるかもしれません。

転職エージェントを活用する
現在の仕事の傍ら転職活動を進める人も多く、いかに時間を確保するかが最重要課題になります。忙しい、自分だけで転職活動をするのに不安があるといった場合には、転職エージェントがおすすめです。
自己分析や求人の紹介、応募書類の添削、模擬面接など、的確なサポートを受けられるため、効率よく転職活動を進めることができます。
また、転職サイトには掲載されない、比較的条件のいい非公開求人を紹介してもらえる点もメリットです。

28歳の転職におすすめの転職エージェント5選
リクルートエージェント
- 業界最大級の非公開求人を保有※公式サイトの文言による
- 各業界に精通したキャリアアドバイザーが転職をサポート
- 独自分析した業界や企業の情報を提供
「リクルートエージェント」は、豊富な求人数を誇る大手の転職エージェントです。公開求人だけでも十分多いですが、非公開求人はさらに多いため、選択肢が広がります。
リクルートが独自に分析した業界や企業の情報を提供してくれるため、利用しない手はないでしょう。

運営会社 | 株式会社リクルート |
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主なサービス(機能) |
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公開求人数※2022年5月25日時点 | 197,349件 |
対応エリア | 全国 |
出典:リクルートエージェント
マイナビエージェント
- 各業界専任のキャリアアドバイザーが転職をサポート
- リアルな企業情報を提供
- 夜間や土曜日の相談も可能
「マイナビエージェント」で担当してくれるのは、各業界専任のキャリアアドバイザーです。転職活動の不安や疑問に向き合い、最適な求人を提案してくれます。
夜間や土曜日の相談も受け付けてくれるため、仕事をしながらの転職活動と両立がしやすいでしょう。

運営会社 | 株式会社マイナビ |
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主なサービス(機能) |
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公開求人数※2022年5月25日時点 | — |
対応エリア | 全国 |
出典:マイナビエージェント
マイナビジョブ20’s
- 20代×未経験求人に特化した転職エージェント
- マイナビの転職ノウハウがある
- 自己分析に役立つ適性試験が受験できる
「マイナビジョブ20’s」は、20代の転職に特化した転職エージェントです。未経験OKの求人が70%を占めている※ので、はじめての職種への転職でも安心して利用することができるでしょう。
登録後、適性診断を受けることが義務付けられており、転職活動で必要な自己分析にも役立てることができるでしょう。

運営会社 | 株式会社マイナビ |
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主なサービス(機能) |
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公開求人数※2022年5月25日時点 | — |
対応エリア | 全国 |
出典:マイナビジョブ20’s
※公式サイトの文言による
DYM就職
- 第二新卒・既卒・フリーター・ニートの転職に強い
- 幅広い求人を保有しマッチングを重視して提案
- 保有している求人のほとんどが非公開求人
「DYM就職」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニートに特化した転職サービスです。研修が充実している、未経験歓迎といった求人が多く、スキルに自信がなくても安心でしょう。
公開求人は少ないものの、保有している求人のほとんどが非公開求人です。よって、自分一人では見つけられなかった好条件の仕事に出会えるかもしれません。

運営会社 | 株式会社DYM |
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主なサービス(機能) |
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公開求人数※2022年5月25日時点 | — |
対応エリア |
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出典:DYM就職
就職Shop
- 若い世代向けの仕事紹介カウンター
- 専任キャリアコーディネーターと直接面談
- 訪問取材した求人のみを取り扱う
「就職Shop」は、若い世代向けに仕事紹介を行うサービスです。転職できればいいというスタンスではなく、「ここで働きたい!」と思えるような転職をサポートするため、100%訪問取材した求人のみを取り扱っています。
重視しているのは、求人票にあるような情報だけでなく、働く様子がイメージできるような情報を集めること。
未経験の若い世代の採用・育成経験があり、未経験歓迎、書類選考なしで面接重視といった求人がメインのため、経験やスキルに自信がなくても安心です。

運営会社 | 株式会社リクルート |
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主なサービス(機能) |
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公開求人数※2022年5月25日時点 | 10,000件 |
対応エリア | 首都圏、関西 |
出典:就職Shop
よくある質問
まとめ
今回は28歳の転職について、メリットやデメリット、成功させるポイントなどを解説しました。
28歳の転職は決して遅くはありません。むしろ、即戦力とポテンシャルの両方をアピールポイントにできる絶妙な年齢です。転職したいと考えているなら、まだ若い20代のうちに行動に移すことをおすすめします。

求人の紹介はもちろんのこと、煩わしい転職の工程をしっかりサポートしてくれるため、忙しい中でも安心して転職活動を進めることができます。
記事内では無料で利用できる28歳におすすめの転職エージェントをご紹介したため、自分に合ったサービスを上手く活用しながらぜひ希望の転職を叶えてください。